年金不足分を解消する中年期からの副業

悩ましい中年期仕事編

多くのサラリーマンは、45歳半ばで、自身の人生を考える時期かと思います。勤務先での現在のポジションは果たして満足なのか？今の所得で良いのか？今の業務に達成感はあるのか？など様々だと思いますが、再就職での収入アップは非現実的な事が多く、仮に待遇が良い会社に運よく転職したとしてもプレッシャーに押しつぶされて辞めてしまった話など耳にします。このまま、何もしなければ、時代に流され、不足すると云われている年金を頼りに節約に徹した老後が決定してしまう現実を受け止めざる得なくなってしまう恐怖にかられます。

リスクと夢のせめぎ合い

20代の方達は知り合い達に一緒に起業しようと発起すれば、ノリで参加してくれる方達も含め人員集めには現在ほど苦労せず、資金がなくとも、リスクをそれほど考えず起業する方も多く見受けられます。定年後のシニアの方達は同世代の経験豊かな仲間を集いノウハウを昇華させて成功している方もいらっしゃるようです。しかし、40代や50代は社会的責任のある立場で、家族の扶養なども含め、お金の一番かかり先行き不透明な世代ですので、家族の応援を含め、大きな冒険はしにくい環境だと思います。50歳代で確立したノウハウがなく起業を希望する方は最小リスクの中で一人で開業される方が大多数ですので、おのずと収入も多くを稼ぐことが出来ないのが大多数なようです。起業する前にきちんと自身に根付いた「志」がないと継続して収益をあげるのはとても難しく感じます。「大金を稼ぎたい」だけの目的意識では成功率は望みにくい結果になりそうです。

中年期は最小リスクで！

老後人生、置かれている環境にもよりますが、年金を含め月々30万円の固定収入があれば、少しは、ゆとりのある生活が可能と云われてますが、現実的に年金だけでは確保することが出来ない方が大多数だとの事です。では、どうすればよいのか、勇気をもって起業を考える事もアリですが、筆者は副業をお薦めします。自分が将来もらえる年金額の不足分だけ稼げるノウハウの構築が「未来の起業へのキッカケ」になると思います。起業での成功率はフランチャイズを含め、数年後には数パーセントしか継続できていないと云う結果が統計で示されています。とても怖い現実です。大きなお金を稼ぐ、これは万人の夢ではありますが、なかなか現実は上手くいきません。また一時的に数年間は売上増進で儲かっても数十年を継続して売上増進を図るのが難しいのも商売なので安易に中年期から起業を開始するのはお薦めできません。

副業から学ぶ起業

最近まで副業と考えると、リスクゼロで、どこかの会社でアルバイト勤務するのが常識でしたが、現在はインターネットのサービスを利用した小銭稼ぎから始める副業、投資等、選択肢が広がります。起業前に副業することで独立開業時に絶対的に必要な収入確保の為のノウハウや人脈づくり、物品販売であれば仕入先の確保や売れ筋商品の目利き等を低リスクで学ぶことが可能です。また、確定申告が必要だったりすることで税務の知識も学べ、中古買取品を継続して販売するなら、古物商の許可が必要だったり、他の国家資格や申請や届け出が必要だったり、法人成りすれば必ず必要になる事柄等も設立前に学習が可能といったメリットもあります。